風邪の予防には、うがい薬を使わないほうが良いらしい…のはなし
京都大学のグループが発表したデータより。
うがいと言うとせっかくだからうがい薬を使ったほうが効果がありそうな気がしますよね。ある商品の効能欄には「真菌・細菌からウイルスまで殺菌・消毒」と書かれていますし。のどの痛みは細菌やウィルスですから、それらを殺菌して消毒してくれるなら効果がありそう。とつい思ってしまいます。
国内で過去、その疑問を検証した研究が行われました。京都大学などの研究グループが、2005年に発表したものです。
うがいによるカゼの予防効果を「ランダム化比較試験」という方法で調べたところ、うがい薬を「使わない」ほうがカゼが予防できるという結果が明らかになったのだそうです。
ちなみに「ランダム化比較試験」は、とても正確性の高い研究方法とされているのですが、手間がかかり、簡単にできることではありません。
しかし京都大学の研究では、その手間がかかる「ランダム化比較試験」でうがいの効果を確かめようとしました。

上のグラフは、その結果です。カゼの発症率は、「うがいをしない」グループが 1 ヶ月あたり 100 人中26 人程度だったのに対し、「水でうがいをする」グループは 17 人にとどまり、4割ほど減ることが分かりました。→こちらの方が見やすいかもしれません。
一方でうがい薬(ヨード液)でうがいをしたグループは100人中24人ほどがカゼになり、うがいをしない場合と比べて意味があると言えるほどの予防効果は認められませんでした。
結果をまとめると、「うがいにはカゼの予防効果がある。しかし、うがい薬は使わない方が良い」ということになります。
なぜこのような結果になったのでしょうか?
川村教授は次のように述べています
-ヨード液は非常に強力な消毒薬です。確かに、風邪の原因となるウィルスをやっつけることが出来ますが、口の中に住みついていて微生物世界の秩序を保っている細菌たち、これを「常在細菌叢」って言いますけれども、この正常な細菌叢、これもヨード液によって根こそぎやっつけてしまいます。
そのため、口の中は丸裸の状態になってしまって、かえって感染に弱くなったのかも知れません。もっとも、我々の研究は「実際にやってみたらこうだった!」ということを証明する研究であるので、メカニズムのことまでは説明できません。よって、そちらのほうは他の研究者にお任せすることにします。-
これはうがい薬より、ノドの正常な細菌も殺菌されてしまったので、かえってカゼが感染しやすくなったのでは?ということです。(ご自身で述べられているように、あくまで推測ですが)
普段気に留めていなかったことも予算と時間をかけて調べると、意外な発見がありますね。今後の生活へ参考になればと思います。
院長
お灸と手もみサロン くまがやリラックス
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